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 毎月30万円、そして契約金として100万円なんて半端じゃなく素晴らしい金額でした。
愛人を探していた男の人に対してメールを送ってみたところ、早い段階で返信を受け取ることにも成功したのです。
このとき本当嬉しくって、私にも大きなチャンスが回ってきたんだなって感じでした。
「掲示板で書いていた通りの条件なんだ。
あとは面接で決めたいと思うけどどうかな?」
「はい、私もそれで大丈夫ですから、面接をお願いします」
メールのやりとりもとても簡単に進んでいき、待ち合わせする約束に決まっていきました。
彼が指定してきたのは駅前のカフェで、そこで条件交渉などもう少し詳しくしたいという事でした。
これで私にもヨーロッパ一周旅行ができるぞって感じで、緊張よりも期待したい気分で出かけていく事になったのでした。
知らない人と会う緊張感より、憧れだったヨーロッパ旅行に近づけたことの嬉しさで舞い上がってしまっているような感じだったかもしれません。
とにかくこれで全てが解決すれ、あっと言う間に旅行を楽しむことができるぞって感じでした。
夏休み思いっきりヨーロッパで楽しむ、そんな想像がやたら頭の中で繰り返されてしまっていました。
カフェで無事にメールした男の人と対面して、私の事可愛いと褒めてくれるのです。
「見た目もすごく好みだし、ぜひ愛人契約したいって思うんだ。
契約金は毎月30万円と、それと初回の費用で100万円で良いね」
「はい、それでお願いします」

満面の笑みで答えていきました。
「それでは、キャッシュカードを預からせてもらいたい」
「キャッシュカードですか?」
「銀行に振り込むために必要なんだよ。
それと暗証番号も一緒にお願いする」
「振り込むのに何でキャッシュカードと暗証番号が必要なんですか?
口座番号だけでも大丈夫ですよね」
カードと暗証番号が必要、いきなり不思議なことを言ってきたのです。